リオデジャネイロの治安
ボサノヴァにハマりました。
テンション・コード、という独特のコード進行は弾いていて「カッコええ〜」とつい叫んでしまうくらい気持ちいいです。
セーハ(フレット複数抑え)多いけど、いわゆる「Fの壁」みたいな大変なやつは今のところございません。
頑張ればFも抑えられます。
私は指短いし手も小さいですが(笑)、ギターの習いたての頃、Fコード大連発のソロ・ギター曲を弾いて(発表会じゃ大失敗だったけど)指を鍛えた(笑)記憶があります。
「セーハできなーい」なんぞ言うてられんのよ。
おかげさまで左手は皮向けてますが、もう気にしてられん(笑)。
ああ話がそれちゃった。
で、オシャレなコードのたくさんあるボサノヴァ、なんて素敵なんでしょう、本場ってどんなんかしら、行ってみたいもんだわと思い、かつてブラジル駐在経験のございます父親に、思いのたけをぶつけてみました。
「リオに行ってみたい」
父親の答えは明確でございました。
「バカ!あんなとこ行ったら最悪死ぬぞ!治安悪いんだぞ!スペインやポルトガルのほうがまだマシだ!全く」
「ナイトクラブでボサ…」
「死ぬぞ」
「ボサノヴァが聞きとうございます」
「ダメ」
「わーん(泣)」
オンナひとりで軽々と行けるような、そんな国ではもはやないらしく。
リオデジャネイロ・オリンピック後の、ドン底の不景気で、街には犯罪者が溢れ、殺人の数も日本の23倍(げげ)、スリやかっぱらいは日常茶飯事だそうで、しかもファベーラというスラム街に行けば生きて帰ってこれる保証はない、と長々と説教され、
「…あきらめます」
世界って広過ぎて、なんだか不思議。
でもボサノヴァは魅力的。
これからの季節にさわやかな風を運んでくれそうで、とても素敵な音楽が自分のギターから聞こえてくるのは、幸せな気分です。
来月は初のボサノヴァ・ライブもあるので、楽しみにしています(…ライブハウスのゴハンが美味いのでそれだけでも、という食い気だけの自分でもあります)。