たのしくおんがく。

音楽のレッスン話などを綴っています。

パンのみにて生くるにあらず

新型肺炎の流行の影響で、イベント事や演奏会の中止や延期が相次いでおります。

 

職場では時差出勤をしろ、だの在宅勤務を勧められたりしていますが、結局現場でしか仕事ができないため、リスク覚悟で満員電車に乗り、通勤する毎日です。微熱があっても。

 

終息の見通しは一向にっておらず、危険と言われる地域に渡航した経験がなくとも罹患する。

みんなマスクをしてるけど、はたしてどこまでウイルスを防げるのかわからない。

人混みを避けて演奏会やイベントは中止にしましょうと役所は言うけれど、じゃあなんで通勤の満員電車はよくて演奏会のホールはダメなわけですか。リスクはどちらも高いと思いますが。

 

テレビや新聞などのメディアは徒らに不安感ばかりをあおります。SNSなんかのデマも多いです。

ゲストコメンテーターの感染症専門のお医者さんとやらもメディアに忖度しちゃってるのか、通り一遍のことしか言わない(ように私の目には見える)。

だから報道を目にするたびに、イライラ感が募るばかりです。

 

 

わたしには音楽しか出来ないです。

食い扶持稼ぎのために少しの社会人としてのスキルはありますが、基本的には音楽をやっているときがいちばんイキイキしてる、といろんな人から言われます。

人間は、必要最低限の生活を維持するために働くのかもしれません、それが普通の考えなのでしょう。

でも一方で、本当に好きなことをやって、好きなアーティストのライヴなんかに行ったり自分も出演したり、そんな活動のために働いて自分の生活を鼓舞するのも立派な生き方だと思うんです。

そんな生き方はおかしいだろうかと思うと、決してそうではないと私は思うんです。

人はパンのみにて生きるにあらず、という蓋言の意味をこの混乱した状況の今、噛み締めて生きています。

 

 

音楽を、ギターを通して素敵な人たちと友達になれたのがとても嬉しいことです。

辛い、と言えば慰めてくれて、

喜びはみんなで笑顔になって大きくなる。

今とても悲しい季節です。みんな辛いです。

 

でも、きっと春は来ると信じて、その日を待ち続けるだけです。