上司からの手紙。
K(私)へ
今日は俺の送別会だが、Kは入院中とのことだと事務さんに聞いたから、手紙を書きます。
初めて入った頃だったのにいろいろ用事を頼んで、慣れなかっただろうに、一生懸命やってくれて、感謝してます。
イヤミなこと言うオバさんがいたよな。
だけどKは嫌な顔一つせずに頭下げて、俺のミスも「私がしました」って庇ってくれて、ありがとう。
アイツが辞めて良かったな(笑)。
今や正社の事務さんも恐れる御局様(笑)、だからな。Kのいいところはあの子らがミスっても怒らないところだ。まだ若いから何かあるかもしれないが、どうか大目に見てやってくれ。お願いします。
今はウチの部署も若い子が増えてきたけど、飲みに連れて行くと決まって「Kさんのことはホント頼りにしてるんで」って言うから、どうか、なるべく、辞めないでくれ。
でも、Kに良い男性が見つかるといいと言う舅根性もなくはない。いい人が見つかると良いな。死ぬまでにはKの子供を見てみたいかもしれないな(笑)、と、冗談(笑)!気にしないでくれ。
部長も支店長も、「Kさんが居なければ事務は回りません」と言っていた。もっと自分に、自信を持って欲しい。
きっとプライベートの音楽の活動でも沢山の良い仲間や先生に囲まれていると、俺は思う。
もっと自分に自信を持て。
自分を大切にしろ。
嫌なやつとはつきあうな。
俺が最後に言いたかったことはこの3つです。
◯◯支店◯課を頼みます。