たのしくおんがく。

音楽のレッスン話などを綴っています。

檜原村で弾いてきました

東京の西のほうに「檜原村」という村があります。

小学生の頃地図で見かけて以来なんとなく「どんなところなんだろう」と思いを馳せていた、その地で、ギターフェスタが開催されるということで、行ってまいりました。

 

朝まだ暗いうちから家を出て、電車を乗り継ぎ終点まで行き、トレッキング客に囲まれながらバスに乗りました。

最初はワクワクしていましたが「この先カーブが続きま〜す」のアナウンスとともにぐおんぐおん道が曲がり、倒れないようにギターを支えながら、バスに酔っ払いながら(笑)、片道約4時間をかけて目的のホールに着きました。

長旅だった…💦

 

ホールの入っている施設の周りはとても景色が美しく、紅葉も綺麗に色づいていて、空気が美味しく、素敵な場所でした。

 

標高800メートルという高い場所でしたので、霜が降りていてひんやりとして、頭も冴え渡るようなそんな空気感を感じました。

 

 

肝心の演奏に関して。

先々週の舞台での「何をやっているかわからない頭に血が上ったような緊張感」を払拭したかったのですが、直前のリハーサルでモロにそれが出てしまったので、敢えてテンポをゆっくりにすることと、自分の音をしっかり聴くことを目標にして弾くことを考えました。

 

1曲めは指が震えてしまいましたが演奏中に仲間からの指摘を思い出しました。

「お前は弾いてる時に顔が怖い」

…そうかヘタでも笑えばいいのか。

安易な考えでしたが、とにかくこの場を楽しもう、さあ口角上げて、微笑んで!

…そしたら指の回りがスムーズになりました。

あら単純(笑)。

 

2曲めの「11月のある日」は、録画がないので客観的には見られないのですが、主観ではとても冷静に音を聴くことが出来たし、良い出来で終われたのではないかなと自負しています。

 

 

でも、なによりも収穫だったのは、ほかのソリストさん達がとても上手く(オーディション合格者の方やコンクールで優勝された方が同じ舞台で弾いていた)、素晴らしい演奏を聴くことが出来たということです。

最後に弾かれた方はコンクールの優勝者とだけあって、技術も素晴らしく音楽性も豊かで、感動で思わず落涙してしまったほどでした。

こんな錚々たるメンバーの方々とご一緒させていただいたことが、なによりも幸運なことでしたし、自分のモチベーションアップにもつながりました。

 

幸運な機会を与えてくださった主催の方には本当に感謝しています。

 

ギターで素敵な方々と繋がれる、とても幸せなことだと実感しています!

 

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