懐かしの音大生活〜継続は力なり⁉️
本棚の整理をしていたら漫画「のだめカンタービレ」が出てきて、つい手を止めて見てしまいました(笑)。
でも「成績優秀なイケメン男子学生」は常にいるわけではありませんので、皆様誤解のなきようにお願い申し上げます(笑)。
卒業してから早◯年経ちましたが、音楽と今でも関わっている我が身としてはつい昨日のことのように思い出すものです。
学生食堂の350円もする割に量が少なく肉も少なかった「高い・マズイ・少ない」牛丼とか。
400円もするのに具が気持ちばかりの牛肉(小さい)しか入ってなくてサイドメニューは野菜サラダじゃなくワカメスープだったカレーライスとか。
タレコミ情報によりますと今では350円でワンホールピザ(マルゲリータやらクワトロフォルマッジやら)が食べられるそうですー💢‼️羨ましい‼️
ただ、正門から200メートル先にファミリーマートがありまして、食べざかりの男子学生はそこでメシを調達していたという(笑)。そりゃ高いマズイ少ない牛丼なんて意味ないですよね(笑)。
…かえすがえすもいまの学生さん達が羨ましくてなりません。
音大というと「華やか」とか「金持ってそう」とかいうイメージをされる方もいらっしゃるかと思いますが、人によるんですね。
お金持ちの家の子はやっぱりブランド物のバッグとか持ってて服もキレイでため息ものですが(ピアノや弦楽器系に多い)、地方から出てきて生活費をアルバイトで稼ぎながらレッスンに励む(管楽器系に多い)子もいました。
あとは友達やら恋人やら教授やらとケンカして「こんな大学は嫌だ‼️」と海外に逃亡する輩も…あら?聞き覚えがあるって?
…まあ、懐事情は人それぞれです、人生いろいろ。
学費は美大より高く医学部よりは安いと一般的に言われていますが、これも音大により差が大きいです。
今は少子化なので多少は安くなっているでしょうが、それでも…「高い」というイメージはあることでしょう。
学費だけでは済まず、課外レッスンや語学学校(音大にも語学の授業はあるが正直外国語学部よりはヌルい)などにもお金がかかります。
発表会や演奏会に出るとなると女性の場合衣装代も必要です。
…だからシコシコバイトしてたのさぁ…(笑)
かなりのお金をかけて4年間学んでも、まだ勉強が足りないと留学する人や大学院・専攻科に進む人(就職したくないって理由もあるかもしれないけどさ)、バイトしながらレッスンに励む人もいる、と思います。
でも私が知っている同期の殆どは音楽を辞め、結婚して出産しておかあさんになりました。
男の子は、音楽を辞めて異職種に就いた子もいます。
人生はその人のものだから、そのことを否定するつもりは全くありません。
私はまだまだ勉強が足りないと思って結婚にも耳を貸さず音楽に励んでいますし、子どももおりません。
どんな人生が幸せかなんてそんなものはわかりません。
結婚したから幸せかっていうと必ずしもそうではないところもあります。子どもに関してもそうかもしれない。私はどちらも経験していないから、憶測ですが。
ただ、ひとつだけ言えるのは、
両親が自分の洋服一枚も買わず贅沢もせず、一生懸命に働いて私の音大の高い学費を払い続けてくれたことに、ほんとうに感謝しているんです。
娘のワガママをかなえてくれたことに、感謝していますが、やれ今でも「今日は演奏会だ」だの「レッスンだ」だのという大きくなりすぎた娘を、どう思っているのかな、ということだけです…。